米国のキッズインフルエンサー起用事例3選-ターゲット,マッテル,ジョンソン・エンド・ジョンソン-

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インフルエンサーといえば、“企業のマーケティング戦略などを理解した大人”というイメージを浮かべる人も多いだろう。実はインフルエンサーマーケティングが進む米国ではキッズのインフルエンサーが大活躍し、企業の売り上げにも大いに貢献している。そんなキッズを起用した企業の事例をメーカーを中心に紹介しよう。

目次

  1. キッズインフルエンサーの知られざる影響力
  2. ターゲットの事例
  3. マッテルの事例
  4. ジョンソン・エンド・ジョンソンの事例
  5. キッズインフルエンサーの知られざる影響力

    米国では子どもの総出費が年々増加、1968年は22億ドル、1984年に42億ドル、1994年には171億ドル、2002年には400億ドルを超え、2012年には1.2兆ドルに達した。

    しかし13歳以下の子どもはインスタグラムを使えないはずなのでは?と疑問を持たれたかもしれない。実はキッズのインスタグラムは親が作り、親が管理しているのだ。米国の18歳から34歳の40%近くのお母さんが子どもの1歳の誕生日前にアカウントを作成し、2歳までに更に7%その数値は増えている。親の管理の元作成されたアカウントなのだから、子どもだけでなく、購買の際の最終決定権のある親にもリーチできることで、子どももインフルエンサーマーケティングの当事者となるのだ。そして親が管理しているため、表のインフルエンサーはキッズであるかもしれないが、裏ではきちんと大人とのやり取りが基本となり、マーケターも安心できるという仕掛けなのだ。

    ターゲットの事例

    米国大手のディスカウント百貨店チェーンのターゲットは、他メーカーの洋服を売るだけでなく、キッズインフルエンサーと自社メーカーがコラボした洋服のコレクションを今年2017年の夏に発表した。子どもによる子どものためのファッションラインとして、より多くの消費者に共感してもらえるものを作っている。6人のキッズインフルエンサーはみな、ターゲットとのコラボ体験に関してや出来上がったものに対する投稿を多くした。

    米国では9月が新学期であり、新しい洋服で新学期を迎えるのが定番である。それに時期を合わせてきたこともあり、各々10万件以上ものコメントやイイねを獲得。コメントには親を説得するなどといったコメントが多く寄せられ、子どもたちへの売り込みに成功した。他メーカーではなく、自分たちのブランドとインフルエンサーのコラボはこの企業にとってもイメージアップに繋がった。

    マッテルの事例

    米国大手玩具メーカーのマッテルはDC Kids Super Hero Monthと称したイベントを開催し、キッズインフルエンサーと共同で大掛かりな企画をした。これはマッテルが、米国大手漫画制作のプロダクションであるDCエンターテインメントやその他複数メーカーなどとのコラボ企画として始まった。スーパーマン、スーパーウーマン、バットマンなどといった、DCが持つスーパーヒーローキャラクターをインスピレーションとし、子どもたちが自己の最大限の可能性を発揮し、それを様々な形でマッテルが支援することを目的としたものである。

    この際のコラボでは女子のエンパワメントの目標も背景にあり、多くの女子のロールモデルである女子のインフルエンサーが、マッテルの商品をアフリカの必要としている子どもに直接送り届けた。これはメーカーのイメージアップと共に、子どもたちのボランティア精神の教育、そして実際にインフルエンサーとの長期的な関係構築を築いた。

    ジョンソン・エンド・ジョンソンの事例

    ヘルスケアブランドでもあり、医療機器以外の商品メーカーでもあるジョンソン・エンド・ジョンソンはキッズ向けに出している絆創膏をインフルエンサーとコラボすることによって、キッズ向けのマーケティングを行なっている。今年で3年目のこのコラボは、可愛いイラストやDIYが人気のインフルエンサーと商品開発をすることで、インフルエンサーの親や子どもにもリーチしていくことができている。

    インフルエンサーによって作成されている商品は、商品の品質を向上させ、消費者により近い立場でものづくりができるため、メーカーの売り上げに繋がるだけでなく、消費者に選んでもらえるメーカーへと成長していくことが可能となった。


    参照:http://www.adweek.com/brand-marketing/why-more-brands-are-adding-young-influencers-to-their-marketing-and-creative-teams/

    http://www.adweek.com/tv-video/mattel-is-working-with-young-influencers-and-their-families-to-inspire-kids-to-be-superheroes/

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