ファストファッションのインフルエンサーマーケティング事例4選

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ファストファッションのイメージといえば、どんなイメージがありますか?「ファストフード店」が早くて安く提供する飲食店であるように、ファストファッションのショップとは最先端の流行を追い求めるため「早いサイクル」で商品が入れ替わり、「安く手軽に」衣類を販売するアパレルショップです。流行の服が安い店に人気が出るのは主に若い世代です。つまり若いSNS世代がファストファッション店のターゲットとなります。そこで有効になるのがインフルエンサーマーケティングですが、大手ファストファッションブランドは勿論戦略に取り入れています。

今回は「ZARA」「H&M」「GAP」「Old Navy」の4企業のインフルエンサーマーケティング事例についてご紹介します。


目次

  1. ZARAによるインフルエンサーマーケティング
  2. H&Mによるインフルエンサーマーケティング
  3. GAPによるインフルエンサーマーケティング
  4. OLD NAVYによるインフルエンサーマーケティング
  5. コントロールを引き渡す能力の重要性
  6. ZARAによるインフルエンサーマーケティング

    アメリカの雑誌「フォーチュン」のレポートによると、ザラは2015年に23億ドルの年間利益を達成したことで、最も成功したインフルエンサーマーケティングの一例になりました。この成果は、インフルエンサーの手助けを得てソーシャルメディアマーケティングキャンペーンを活用することを決断したおかげでもあります。

    ザラは、ファッションに焦点を当てていることで有名になったトップインスタグラマー達と一緒に働くことに決めました。ターゲットオーディエンスへ魅力的に映るよう商品を紹介することで、最新アイテムに注目を集めたいと考えていたからです。現在のトレンドがどんなものかわかるアイデアやヒントを人々が簡単に見られるように、ザラはいつも自社のファッションカタログページの写真と似たものをインスタグラムで投稿しています。

    インフルエンサーとコラボレーションすることによって同社は、ハイブランドの服よりもザラの服の方が取り入れやすいという印象を与えることに成功しました。彼らのソーシャルメディアキャンペーンにおいて注目すべき部分の一つとして、「#アイアムデニムキャンペーン」があります。

    このキャンペーンは、ザラが「リアルピープル(現在を生きる実在する人々)」のための服をプロデュースするべく「リアルピープル」と共同で行ったデザインプロジェクトでした。 「#アイアムデニムキャンペーン」でインフルエンサーのテス・ローサを紹介した動画コンテンツは、35万5000回以上の再生数を記録しています。

    H&Mによるインフルエンサーマーケティング

    H&Mは、今日のソーシャルメディアの中でどのファッションブランドよりもインスタグラムのフォロワー数の多いブランドです。その成果はもっぱら、H&Mのファッションスタイルを自身に取り入れている女性達と協力して行っている、インフルエンサーキャンペーンのおかげです。

    H&Mのインフルエンサーマーケティングではファッションブロガーのジュリー・サリニャーナとモデルのエラ・ヴェルデンを起用し、2017年秋のカタログからH&Mとパートナー契約をしています。特にサリニャーナはH&Mの服を大変好んでいて、自身のインスタグラムで紹介することで、彼女のファンが「お揃いコーデ」をインスタグラムにアップするなど影響を与えています。

    このように、インフルエンサーと全く同じ服を手軽に若者が購入してファッションを楽しめるという点においても、インフルエンサーマーケティングとファストファッションは相性が良いと考えられます。

    GAPによるインフルエンサーマーケティング

    GAPは「スタイルドバイキャンペーン」で、「Refinery29」や「WhoWhatWhere」などの人気ブログから影響力のあるソーシャルメディアパーソナリティを数多く集めました。そこで、彼らが個人のワードローブにGAPの服をどのように組み込んでいるか紹介している投稿を特集したところ、大成功を収めました。

    ソーシャルメディアでこういったインフルエンサーの投稿を見ている消費者は、その写真と説明を見ただけで手軽に「Shop this Look(この見た目をそのまま買う)」という選択肢を得られます。

    様々なニッチのインフルエンサーが多く関わってくれたおかげで、GAPのキャンペーンはずば抜けたリーチを獲得しています。

    Old Navyによるインフルエンサーマーケティング

    手ごろな価格で有名な服飾企業であるオールドネイビーは、InstagramやTwitter、YouTubeに渡って有名なソーシャルインフルエンサーの「メーガン・リンクス」を起用しました。 そのプロモーションビデオでメーガンは、「様々な異なるシチュエーション別ファッションスタイル」のアイデアを、オールドネイビーのアイテムを使って視聴者に紹介しました。

    彼女には、
    ・130万人以上のInstagramフォロワー
    ・200万人のYouTubeチャンネル登録者加入者
    がいて、ソーシャルメディアで強い支持を得ています。したがってメーガンは、複数のプラットフォームにわたって非常に効果的なキャンペーンを多数の視聴者へ提供することができました。

    これは単純ですがとても効果的なインフルエンサーマーケティングキャンペーンの一例です。たった一人の非常に人気の高いインフルエンサーを使うことで、彼女のオーディエンスに強いブランドメッセージを何度も届けることができたと考えられます。

    コントロールを引き渡す能力の重要性

    上記で紹介したファストファッションブランドは、人々がファッションに関してアドバイスを求めているインフルエンサーと手を結ぶことで、流行に敏感な服飾会社としての評判を手に入れました。

    こういった「インフルエンサーマーケティングキャンペーン」で最も注目すべき特徴の一つは、お洒落なインフルエンサー達にブランドのクリエイティブなコントロールを引き渡すことが出来る能力です。

    つまりインフルエンサーたち個人の感性に任せることで、
    ・インフルエンサーごとに違った服の合わせ方
    ・様々な着こなしのプロモーション
    ・シチュエーション別の着まわし術
    など、各ファッションブランドの中でも、複数のアイデアやお洒落のヒントを生み出すことを可能にし、多様な魅力をアピールすることに成功したと考えられます。


    参照:https://blog.hubspot.com/marketing/examples-of-influencer-marketing-campaigns
    https://shanebarker.com/blog/influencer-marketing-examples/
    https://pmyb.co.uk/5-influencer-marketing-campaigns-smashed-roi/

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