米国金融機関のインフルエンサーマーケティング事情

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インフルエンサーマーケティングが多くの業界で起用されているいま、一見それとは程遠い金融機関がインフルエンサーを起用する方法はあるのだろうかと疑問に思う声もあるだろう。そこでインフルエンサーマーケティングが進んでいる米国で実際に金融機関が行なったインフルエンサーマーケーティングの事例を紹介したい。

目次

  1. どうして金融×インフルエンサーがいいのか
  2. インフルエンサーの活用方法
  3. TD Bankの事例
  4. Capital Oneの事例
  5. US Bankの事例
  6. どうして金融×インフルエンサーがいいのか

    2017年までに消費者支出で2,000億ドル以上を占めると推定される現在の米国の若者たち。テックと共に育って来た彼らのインスタグラムなどに費やす1日の平均時間は2.7時間とされているなかで、やはり金融機関もその領域に踏み込むべきなのではないだろうか。若者たちが金融機関にて住宅ローンや年金の積立を行う前に、テックから攻めていくことに米国では注目が集まっている。

    そんな中、少々難しい議題になってしまう金融機関選びにはインフルエンサーが持ってこいなのだ。インターネットで書かれている情報ではなく、信頼しているインフルエンサーの口コミ一つでも説得力が全く違い、前向きなブランドイメージを植え付けることで、選んでもらうという根端だ。

    インフルエンサーの活用方法

    以前は堅苦しい銀行の方が好まれたかもしれない。しかし近年の若者はお金と同じくらいその人自身を大切にしてくれる銀行を好む傾向がある。

    家族であるのか、それともお金を預ける安心感であるのか、現代人のユーザーの変わりゆくニーズに金融機関も対応していくことが大事なのだ。

    TD Bankの事例

    米国のTDバンクは#ShouldaBeenAVideoといった名前の企画を開催。“動画の方が良かった”というハッシュタグの元、インスタグラムでその内容に沿った写真をインフルエンサーに投稿させるといった単純な企画だ。TDバンクはポラロイドカメラと共同でこの企画を行うことによって、勝者にはポラロイドカメラと銀行から$5,000の賞金を贈呈した。この企画によって、TDバンクは人々と近い立場にあり、今までの堅苦しい金融機関のイメージを払拭することに成功。より多くの若い層の顧客にもリーチすることができた。

    Capital Oneの事例

    Capital Oneという米国の金融機関の事例もインフルエンサーとのコラボで若者の間で話題になったので紹介しよう。#walletstories というハッシュタグの元、インフルエンサーたちのお財布やその中に入っている物の写真などを投稿させた。これは金融機関のサービスをプロモーションするわけではなく、一人一人のお金やお財布の中身に詰まった想いに重点を置き、ストーリーと共に投稿させた。家族や恋人、忘れられない旅行などといった、その他の素敵な裏話を引き出すことによってインフルエンサー以外の人も投稿しやすい企画にした。これによってインフルエンサーのフォロワーのみならず、多くの人にリーチができ、人々により近い金融機関であるというアピールができた。これは投稿を簡単な内容にすることで大きな影響力を持たせることに成功した事例だ。

    US Bankの場合

    US Bankは#ISaveSoICanという企画では、US Bankには安心してお金を預けられることを伝える趣旨で、“私は貯金をしているから、こんなことが可能になる”というテーマに沿った写真をインフルエンサーに投稿してもらった。旅好きで有名なインフルエンサーにこの金融機関で預金をしてもらい、旅行や旅行前の様子の写真の投稿を依頼した。これらの素敵な写真に刺激されて、旅行資金を貯めることを人々に促した事例だ。そしてその際には、この金融機関で資金を貯めるという選択肢を与えることで顧客の上昇にも繋がった事例だ。


    参照:http://mediakix.com/2016/02/marketing-on-instagram-financial-services/#gs.of0rIsw

    https://fullbottle.co/blog/how-influencer-marketing-is-changing-financial-services-promotions

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